
画像生成AIを楽しんでいるクマです
画像編集で困ったことはありませんか?
- マンガのコマのサイズに合わない⋯
- サムネイルのサイズに合わない⋯
- 大切な部分が切れてる⋯
- もう少し背景が欲しい⋯
そんなお悩みを解決してくれるのがAIを使ったアウトペインティング(画像拡張)という機能なんです。
PhotoshopやCanvaにもある便利な機能なのですが、残念ながら有料サービスの一部なんですよね。
でも大丈夫!
この記事では、無料で使えるアウトペインティングのやり方について解説していきます。
アウトペインティング(画像拡張)とは?
アウトペインティングは、人工知能を活用して既存の画像を拡張する革新的な技術です。この手法により、元の画像の境界を超えて新しいビジュアル要素を追加することができます。
Perplexity.AI



画像がもうちょっと大きいと助かるんだけどなーって時に助かる機能です。
こんなときに活用!具体例3選
① 画像が見切れた


せっかく可愛く生成できたのに、帽子が切れてしまいました。
でもアウトペインティングを使えば…


このように帽子の全体がバッチリ写った自然な画像に仕上がりました。
②イラストに背景を足したい
こちらはMicrosoftDesignerで生成した画像です。


もっと横長の画像にしたいから左右に背景を足したい!
そんな時もアウトペインティングを使えば⋯


自然に画像サイズを左右に足すことができました。
③ 写真にも使える
こちらはフリー写真の猫ちゃんです。


この子もアウトペインティングを使えば⋯


猫ちゃんのおしり部分や背景の椅子の足、カーペットの花までちゃんと生成できました。
無料でアウトペインティングする方法
SeaArtのComfyUIを使ってアウトペインティングしていきます。



SeaArtのComfyUIは2025年2月現在、無料で使い放題なので、この方法を使えばアウトペインティングし放題ですよ
SeaArtのComfyUIについてはこちらの記事も合わせてお読みください。


SeaArtは年齢制限のあるイラストが表示される場合がありますので、閲覧の際はご留意ください。
まずはパソコンからSeaArtのサイトにアクセスします。


画面上部の検索部分の「作品」を「ワークフロー」に変更し、
テキストボックスには「Flux out paint」と入力し検索します。


するとこんな女性の顔に矢印がついた画像が出てくるので、それをクリックします。


「進む ComfyUI」をクリックします。


すると毎度おなじみのブラウザバックを押したくなる画面が出てきます。
ぐっと堪えて左下のノードを見てください。


赤枠で囲った部分をクリックして、アウトペインティングしたい画像をアップロードします。


赤いノード「Google Translate Text Node」に拡張部分に描きたいものを日本語で書き、青いノード「Pad Image for Outpainting」に拡張したいサイズを指定します。
今回は左右と上に256pxずつサイズを拡張し、拡張した部分には夜空を描くようにしました。
- プロンプトは描かなくてもまぁまぁ察して描いてくれます。
- 「Pad Image for Outpainting」のfeatheringは元の画像と新しく追加した領域の境目をぼかす機能で、拡張後の画像がより自然に見えるようにします。
そして創作ボタンを押します。(無料創作をONにしてくださいね)


今回使用したこの画像が⋯


このように生成されました⬇️


自然に画像を拡張することができました。
ワンポイントアドバイス
大きくアウトペインティングしたい場合、一度に大きく引き伸ばそうとすると崩れやすいので、少しずつ段階的に拡張していくのがおすすめです。


⬇️は右に512px増やそうとした時の失敗例です。





謎の文字と崖が生成されてしまいました
まとめ
画像のサイズが足りない、画像が切れて困った時にはアウトペインティング(画像拡張)が役に立ちます。
この記事で紹介したやり方なら無料で出来るので、ぜひSeaArtのComfyUIを使ってみてくださいね。
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