【AI画像生成】DALL-E3とStable Diffusionの最強連携術 – 理想の画像を効率的に作る方法

DALL-E3とStable Diffusionを組み合わせて理想の画像を生成する方法
いろも

こんにちは、画像生成AIを楽しんでいるクマです

皆さん、DALL-E3Stable Diffusionは使ってますか?

もし両方使っているけど、それぞれ別に使っているならもったいない!

DALL-E3とStable Diffusionという2つのAIを組み合わせると、より理想的な画像が作れるんです!

この記事ではDALL-E3とStable Diffusionを組み合わせて活用する方法についてご紹介します。

しかも今回は手軽に試せるように、無料ツールだけを使って試していきます。

この記事を読めば、こんな画像を作成することができますよ。

魔法きらきら〜
目次

DALL-E3とStable Diffusion、それぞれの特徴

まず、この2つのAIについて簡単に説明します。

DALL-E3

日本語で説明するだけで、簡単に画像を作れるAI

Stable Diffusion

既にある画像を元に、新しい画像を作るのが得意なAI

つまり、DALL-Eで簡単に基本の画像を作り、それをStable Diffusionでさらに良くするという使い方ができるんです

これは、絵を描くときに下書きをして、そのあと細かく色を塗っていくのに似ています。

2つのAIを使うことで、より自分の思い通りの、クオリティの高い画像を作れるというわけです。

いろも

初心者でもより良い画像を生成することができるようになるよ

さらにStable Diffusionを使うことで、DALL-E3が苦手な一貫性が高い画像を生成できるため、漫画制作などの際にも非常に効果的です。

必要なソフトについて

使用するソフト
  • Microsoft Designer(DALL-E3)
  • SeaArt(Stable Diffusion)
  • 画像編集ソフト(ibisPaintなど)

DALL-E3は一般的にChatGPTで知られていますが、無料版では1日の画像生成が2枚までに制限されています。

そこで今回は、同じDALL-E3を搭載したMicrosoft Designerを利用します。

また、Stable Diffusionをローカル環境で使用するには高性能なPCが必要となるため、代わりに無料でStable Diffusionが利用可能なウェブサービスSeaArtを活用します。

また加筆修正する為の画像編集ソフトもご用意ください。

Microsoft Designerで好きなイラストを生成する

私が作りたい画像は当ブログのキャラクター、ベアちゃんがかわいく魔法を使っている画像です!

でも特にどんなポーズやアングルかは決まっていません。

明確なイメージがあれば良いですが、無から作り出すのは難しいですよね。

いろも

そこで使うのがMicrosoft Designerです

なぜMicrosoft Designerを使うのかと言うと、こんな理由です。

  • Microsoftアカウントがあれば無料で使える
  • 高性能な画像生成モデルDALL-E3が使える
  • 簡単操作日本語による自然言語で画像生成できる
  • 生成枚数無制限
  • 商用利用可能(※コンテンツポリシーと利用規約を遵守する必要があります)

Microsoft Designerは無料で簡単な指示で画像生成を繰り返すことができるため、これだ!という画像が得られるまで試行錯誤を重ねることができます。

何度か画像生成を繰り返し、できた画像がこちら。

かわいく生成されました

しかしベアちゃんの熊耳がありません!

いろも

熊耳が無ければベアちゃんではない

それにDALL-E3は余計な装飾などを入れがちです。

次のステップでその辺を直していきます。

② 画像編集ソフトで加筆修正する

①で生成した画像のおかしな箇所を、画像編集ソフトを使って加筆修正していきます。

今回加筆修正した画像がこちらです。

加筆修正した画像
熊耳のはえ方にツッコんではいけない

熊耳を追加し、袖を直し、腰のアクセサリーと帽子のリボンと熊を消しました。

修正といってもこれくらい雑で大丈夫です。

私はipad&Apple Pencilで直しましたが、これくらいならスマホでも直せると思います。

③ image to image して画像を直す

②で加筆修正した画像をimage to imageします。

image to imageとは?

image to image(略してi2i)は、既存の画像を入力として新しい画像を生成するAI技術です。

元の画像の特徴や構造を保持しながら、テキストプロンプトや他の画像の情報を組み合わせて、新たな画像を作り出します。

i2iすることで、加筆修正した部分が自然に馴染み、画像のクオリティもアップします。

今回は無料で使えて高品質な画像が生成できるSeaArtを使っていきます。

いろも

SeaArtは高性能な画像生成AIですが、露出度の高い画像が表示されることが多いので閲覧時には注意してね

ちなみにモデルは人気で使いやすい「Animagine XL 3.1」を使いました。

プロンプトは次の通り。

プロンプト

1girl, cute, flat anime, kind eyes, smiling, magic, sparkles, magic wand, small breasts, round glasses, brown hair, short bob, brown bear ears, wizard black hat, witch hat, red eyes, white long sleeve blouse, brown skirt, collared blouse, black cape, red ribbon, black tights, brown boots black pantyhose, black tights, brown boots, masterpiece, top quality, very beautiful, super high resolution, solo, open mouth, animal ears, black pantyhose, bear ears, outstretched arms

日本語訳

1ガール, かわいい, 平たいアニメ, 優しい目, 微笑んでいる, 魔法, キラキラ, 魔法の杖, 小さな胸, 丸眼鏡, 茶髪, ショートボブ, 茶色のクマ耳, 魔法使いの黒い帽子, 魔女の帽子, 赤い目, 白い長袖ブラウス, 茶色のスカート, 襟付きブラウス, 黒いマント, 赤いリボン, 黒タイツ, 茶色のブーツ, 黒タイツ, 茶色のブーツ, 傑作, 最高品質, 非常に美しい, 超高解像度, ソロ, 口を開けている, 動物の耳, 黒パンスト, クマ耳, 伸びた腕

理想の画像が得られるよう、Strength(強度)のパラメータを調整していきます。

Strength(強度)とは?

i2iにおけるStrength(強度)は、元の画像をどの程度変更するかを制御する設定です。

  • 値の範囲は0から1まで
  • 低い値(0に近い):元の画像の特徴をより多く保持します。
  • 高い値(1に近い):元の画像から大きく離れ、新しい要素をより多く導入します。

Strength 0.01

0.01では殆ど元画像と変わりありません。

Strength 0.11

0.01と同様、まだ変化が見られません。

Strength 0.21

少し袖や熊耳が馴染んできたかな?

でも腰の塗りつぶした部分はまだ粗が目立ちます。

Strength 0.31

加筆修正した部分がきれいに馴染んできました。

Strength 0.41

かなりいい感じになってきました。魔法の杖の星の色が変わりました。

Strength 0.51

顔が変わってきました。でも指や熊耳の出来に不満。

Strength 0.61

個人的にすごくいい感じです!でも帽子の先っぽに何故かぽんぽんが⋯

Strength 0.71

顔が幼くなったけど、手はいい感じです。

Strength 0.81

あれ⋯?

元絵から遠ざかった上に、杖どうなってんの?

Strength 0.91

杖が二丁拳銃みたいに変化してしまいました。

Strength 1

なんじゃこりゃ

Strengthを1にすると元画像はほぼ無視されてしまいます。

④ 再度お絵描きソフトで仕上げて完成!

0.61の画像で完成としてもいいんですが、個人的に全体は0.71の画像、顔は0.61の画像が良かったので2枚の良いところを画像編集ソフトで合成しました。

完成!

背景が灰色で単調なので、加筆修正やプロンプトで背景をしっかり指定してあげれば、より良い画像になった気がします。

いろも

でも、理想のかわいく魔法を使うベアちゃんのイラストができました♥

他のモデルを使うと絵柄が変えられる

今回人気モデルのAnimagine XL 3.1を使用しましたが、他のモデルを使用することで絵柄を変えることができます。

好きな絵柄のモデルを使うことで、さらに理想の画像へ近づけられますね。

まとめ

DALL-EとStable Diffusionを組み合わせて使うことで、より自分の思い通りの、クオリティの高い画像を作れます。

これは、絵を描くときに下書きをして、そのあと細かく色を塗っていくのに似ています。

  • DALL-E3で基本の画像を作る
  • おかしな箇所を画像編集ソフトで加筆修正する
  • Stable Diffusionでその画像をさらに良くする

この方法を使えば、誰でも簡単にプロ級の画像を作れるかもしれません。

いろも

よかったら試してみてくださいね

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この記事を書いた人

アラフォー元オタク。2024年秋に画像生成AIにハマり、AI漫画の制作を始める。画像生成AI、AI漫画の情報発信をしていきます。

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