AIでどうにか楽に漫画が描けないか試行錯誤してるクマです
「AIの力を借りれば全然絵が描けない人の絵でも漫画は描けるのか?」
ふと、そんなことを思いついたのでやってみようと思います。
絵を用意する
私はちょっと絵が描けるので、全然絵を描かない夫に描いてもらいました。
今回はこの絵を漫画にしていきます。
名前を考える
名前がないと愛着が湧きません。
まずはChatGPTに名前を考えてもらいましょう。
という訳で、彼の名前は「タクマ」になりました。
絵をきれいにしよう
さて、ここから本格的にAIを使っていきます。
sketch2lineartを使って線画にする
まずは「sketch2lineart」を使って、タクマを美しくしていきます。
これはラフを線画に整えてくれる無料webアプリです。
はい、できました(AIスゴイ)
でもこのアプリは線画にしてくれるアプリなので、色がありません。
次は色をつけていきます。
StableDiffusionのControlNetで着色
StableDiffusionを使って色を塗ります。
プロンプトは以下の通りです。
Brown hair, beige T-shirt, denim pants, red skate shoes,
↑は翻訳すると「茶髪、ベージュのTシャツ、デニムパンツ、赤のスケート靴」です。
無事、プロンプト通り着色できました。
漫画の内容を考える
最初に考えとけよって感じですが、タクマのイラストが出来てからの方がイメージが湧きやすいので、ここで漫画の内容を考えます。
本当はChatGPTに考えてもらいたかったのですが、イマイチだったので自分で考えました。
タクマのイラストをきれいにしてる際、何故かスケート靴を履いたので、
「アイススケートやろうぜ!」といった感じの漫画にします。
他のイラストを用意する
TOKIMEKIで色んなアングルの絵を生成
TOKIMEKIというアプリを使って他のポーズも作っていきます。
TOKIMEKIは1枚のイラストからキャラクターをあらゆる角度から見た様子を生成する、キャラデザイン支援ツールです。
素晴らしいアプリなのですが、結構崩れてしまうので、ここでもAIを使って直していきます。
StableDiffusionのimage to imageで直す
この後ろ姿をStableDiffusionのimage to imageを使って使えるレベルに直します。
手と袖がえらいことになってますが(プロンプトがTシャツだったので、長袖にしとけば良かった…)、今回はこれでいきます。
同様のやり方でもう1点、別アングルのイラストを作成しました。
StableDiffusionのInpaintで表情を変える
最後のコマで笑顔のタクマのイラストを使いたいので、最初のイラストをStableDiffusionのInpaintを使って笑顔に変えます。
できました。
背景画像をImage Creatorで生成する
背景画像はImage Creatorで生成します。(簡単なので)
この画像を背景に使っていきます。
これでイラストが揃ったのでマンガにしていきます。
CLIP STUDIO PAINT EXで漫画にする
コマ割りをして、絵を配置して、セリフを入れて、効果を入れてドーン!
スケート教室の広告マンガかな?
とりあえず無事、タクミくんの漫画が完成しました。
(名前タクマだった。素で間違えた)
まとめ
絵を描けない人の絵でも、AIの力を借りればそれなりの形にすることができました。
今の時代、絵が描けない人でも漫画制作を楽しむことができそうですね!
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